どうも舞幻です。
今回の沼田かるた巡りの旅は、市民の方なら一度は通ったことがあるであろう「ある場所」の工事に携わった人物です。
「あ」の札になっているその人物の名は「江舟和尚」と言います。
ある場所とは綾戸トンネルのことで、今では国道17号として無くてはならない道路となっていますよね。
通ったことのある方なら分かると思いますが、ものすごい場所がトンネルになっていますよね……
今回は綾戸トンネル開通の歴史や江舟和尚についてザックリ紹介していきます♪
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江舟和尚が眠る金剛院
現在、江舟和尚のお墓は「金剛院」にあります。
沼田市坊新田町にある天台宗の寺院になります。
金剛院が建立される以前は、沼田街道として前橋まで通じる道となっていました。
その際には大名の参勤交代の通り道としても使われていたそうです。
こちらの「ひきうけ地蔵」は、願いや悩み、苦しみをひきうけてくれるというありがたいお地蔵様です。
身体の痛みがある部分を触り、その後にお地蔵様の同じ部分に触れると痛みを取り除いてくれると言われています。
私もこの時、足が少し痛かったので念入りに触っておきました!
境内には「金剛の船松」と呼ばれる樹齢450年の黒松があります。
沼田城内にあった黒松を藩主から譲り受けてこちらに植えたそうです。
黒松ももちろん「沼田の名木百選」に選ばれています。
とまあ金剛院の紹介はここまでにして、江舟和尚が一体どんな偉業を成し遂げたのかについて説明していきましょう。
どんな事をしたの?
この写真は現在の綾戸トンネルを撮ったものです。
見て分かる通り、すごい場所にトンネルが掘られていますよね……
江船和尚はここの隧道(すいどう)に着手することを考え、実行に移した人物なのです。
隧道とはトンネルを掘ることです。
資料によると、10数年にも及ぶ期間と350両以上の資金で隧道を完成させたとあります。
この時代の1両の価値は大体ですが3~4万円と言われているので、とても大掛かりな工事となったことでしょう。
最初に隧道が貫通した時には人がやっと通り抜け出来るくらいと書かれています。
現在のように車が行き来できるトンネルになったのは最近のことなのでしょうね。
こんな渓谷にトンネルを掘るとなるとそれだけの準備は必要だったのでしょう。
隣はすぐ川だし当時の技術がどれだけだったか分かりませんが、苦労したことでしょう……
しかし、そういった先人達のおかげで私達は気軽に前橋方面に迎えることは本当にありがたいことです♪
まとめると……
江舟和尚は交通の難所であった綾戸に、トンネルを掘ることを計画、実行に移した人物。
残念ながら完成を見ることは無く生涯を終えたようですが……
もちろん、その事業に携わった他の方々の力もあってこそ完成した工事だったことには間違いありません。
トンネルの近くには「綾戸簗」という活鮎料理専門店も営業しているので立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
※オープン期間が決まっているのでHPをチェックしてから向かうようにしてください。
アクセス
住所:群馬県沼田市坊新田町1108
金剛院は駐車場が3箇所ほどあります。
近くには以前紹介した須賀神社もありますので是非両方とも訪れてみてください♪
須賀神社を散策!県指定の天然記念物とは!?~沼田かるた巡り~【す】
沼田市に多大な貢献をした江船和尚の功績はこれからも語り継がれていくことでしょう!
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