沼田かるた

薄根の大クワは養蚕の神を祀る御神木!~沼田かるた巡り~「よ」

どうも舞幻です。

沼田かるた巡りの旅、今回は「よ」の札を紹介していきます。

「よ」の札は薄根の大クワとなっています。

クワの木は養蚕する上で必要不可欠なものだったので当時はとても重宝された木だったことでしょう。

現在この木は石墨町の観光スポットとして沼田市によって保存されています。

ではでは紹介していきましょう~♪

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駐車場

薄根の大クワまでは沼田ICから車で約15分ほどで到着します。

国の天然記念物ということもあり、どのナビでも検索すればほとんど表示されるでしょう。

石墨町に入って少し進むとこの看板が見えてきます。

ここを左に入っていくのですが道幅が車1台分しかないので注意してください。

道なりに200mほど進むと、左手に「石墨大神宮」が鎮座しています。

境内が参拝者と大クワを見学しに来た人の駐車場となっているようです。

本殿の横には公民館のような建物もありました。

こちらの神社が大クワと何か関係があるのかは分かりませんでした……

薄根の大クワ

周辺にはこんな看板も立っています。

境内に駐車できれば自然と入口が目に入ってくると思います。

こういった感じの木道が続いています。

この地域は雪が多く降るので、場合によっては木道が滑りやすくなっているかもしれません。

少し歩くと左側に更に道が続いています。

そして奥には……見えていますね!!

じゃ~ん!……って鉄筋が大クワを隠すように組まれているではないですか!

むむむ…!これではせっかく大クワを見に来たのに少々残念です。

足場が組まれている理由は、害虫による被害のため治療を行っている最中だからだそうです。

この木が国指定天然記念物になったのは昭和31年5月15日のことです。

根本周囲5.67m、樹高約13m、樹齢は1,500年を超え「養蚕の神」としてたたえられています。

桑樹の中では日本3名木の1つと言われています。

 このクワは良く茂り樹容も美しく、ヤマグワでは日本一の巨樹である。沼田藩主真田伊賀守信利が改易になり幕府に領地を没収された後、貞亭三年(一六八六)に幕命で前橋藩の家老高須隼人が旧沼田藩内の再検知を行い、石墨村を検知する際にはこのクワを検知の標木としたとされている。 引用元:沼田市教育委員会

前回の「さ」の札にも信利は登場しましたが、ここでも出てくるとは!

真田氏時代からの鐘楼(城鐘)は沼田市のシンボル!~沼田かるた巡り~「さ」

信利は松平藩に対抗するため石高を多く報告していたのです。

そのため、年貢の取り立ても厳しくなり多くの民が困ってしまいました。

その後、色々あって領地を没収されるわけですが、その際に幕府が正確な検知を行うために標木にしたのがこのクワの木だったということですね!

かつてこの周辺は養蚕が盛んで、周囲には桑畑が広がっていたそうです。

そういえば小学生の頃にこの付近の地図を見た時に「Y」みたいな桑畑の記号があったような気がします。

この近くには天然の冷蔵施設である利根風穴もあったようで、蚕の卵などを保管していました。

ここだけの話ですが!私の家も養蚕をやっていたようで、私の現在の寝室でたくさんの蚕が飼育されていたそうです!

もちろん今はリフォームしてますよっ笑

訪れたのは12月ということもあり、ちょっぴり寂しい感じでした。

ですが、枝に雪が積もった大クワも見応えがあります。

青々とした葉がキレイな夏に来るのがベストかもしれません♪

アクセス

住所:群馬県沼田市石墨町1777番地

見学時間:いつでも(夜は近隣の方の迷惑にならない程度に)

駐車場:あり(隣の石墨大明神の境内)

見学料:無料

神様が宿る木なのでくれぐれもイタズラはしないでください!

「ぐんま絹遺産」にも登録されている薄根の大クワ。

ぜひ見に来てください♪

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  • この記事を書いた人

ブゲン

食べることと群馬の郷土かるたが好きなブロガー。好きな食べ物は「餃子」好きな上毛かるたの札は「よ」 かるたが繋いだご縁で光GENJIの佐藤寛之氏とラジオ共演を果たし、ライブイベントでは司会や補助を頼まれたことも…。自分には無縁と思われた世界を知り、戸惑いもあったがやれば出来ると自信に繋がる。つまり何が言いたいかというと、かるたって人と人を繋げる不思議な魅力がある♪

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